院長ブログ

山本耳鼻咽喉科(東京都町田市)院長によるブログ。
師走
早いもので、今年もそろそろ終わりが近づいてきましたね。あっという間の1年で、ただ夢中に過ごしてきた感じがします。最近急に気温が下がってきました。皆様、風邪など引かぬようご自愛くださいねラブ
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花粉症対策
先日、ある製薬メーカーさんと花粉症についての勉強会をしました。色々な抗アレルギー剤の使用法についてディスカッションをしたのですが、さすが専門的知識を持った方たちばかりで、私も大変勉強になりました。


ところで来年の花粉は、大量に飛散することが予測されています。花粉症の方にとっては憂鬱なシーズンになりそうです。軽く済ませたい、何とかならないものか、皆さんの悲痛な想いが伝わってきます。何を隠そう、院長の私も花粉症です。今年は飛散量が少なくて楽だったのですが、来年はちょっとビビっています。症状をゼロに抑えるというのは難しいですが、少しでも軽くさせる方法としていくつかの方法が考えられます。

1:抗アレルギー剤を飛散開始前から内服する
これは季節前投与といいます。東京では通常ですと2月中旬ころから飛散開始になります。その約2週間前、つまり1月終わりか2月の頭に、たとえ症状がなくても内服を開始してしまいます。前もって内服を開始することで症状はグッと軽くなります。最近の内服薬は性能が優れており、1週間前からでも有効、という意見もあります。薬剤の種類は豊富で、それぞれに特徴があります。どの薬を使うかは、ドクターとの相談になります。
2:外科的な処置を施す
有名なのがレーザー治療です。花粉症で反応を起こす粘膜を焼いてしまう方法です。一口にレーザーといっても色々な種類があり、各医療施設により異なっていますが、基本的なコンセプトは同じです。当院ではトリクロール酢酸という薬液を粘膜に塗布する「下甲介化学剤手術」を行っています。レーザーのように「焼く」のではなく、綿棒で薬液を「塗る」感じです。粘膜表面の「上皮」を変性させて、アレルギーの反応を抑制します。麻酔はしますが、注射とかではないので患者さんからすれば負担が少ないと思います。効果は特に鼻閉に有効で、60〜70%位の有効率です。ただ花粉が飛散した後は手術ができません。無理にやってしまうと、かえって症状が悪化してしまう可能性があります。
3:花粉を吸わないようにする
花粉症の治療の原則は「抗原の回避」です。つまり花粉を吸わなければいい、ということになります。真っ先に思いつくのがマスクの着用です。専用のマスクで花粉の侵入をブロックするのは非常に有用です。皆さん、是非マスクを着用しましょう。「見栄えが悪い」とか言っている場合ではありません。ただ社会生活を営む上でマスク着用には限界がある方もいらっしゃいます。例えば外回りが多い営業マンなどはマスクを付けたままお得意先を回るわけにはいきません。またスポーツをされる方も同様で、マスクを付けたままプレーしている選手など見た事がありません。残念ながら、内服や外科的処置をきちんとやっていても、個人差はありますが、花粉をある程度吸引してしまうと結局は発症してしまいます。このあたりが花粉症対策の難しいところなのかなあ、と思っています。
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